2019年11月一覧

令和元年11月号目次

■巻頭言■ 明治維新と水戸学及び崎門学(四=完)― 国体を真剣に考へた崎門学派の人々 ―/平泉 澄■今月の課題  貿易戦争と日米貿易交渉の帰結 /今岡日出紀■最新の国際情勢をどう読むか(上)/宮家邦彦■国家と人生/小村和年…

巻頭言

我が国の君主制の維持存続が、世界史の上でいかに稀有(けう)であり、貴重であるかは、東西の歴史を数百年回顧しただけで明らかである。ロシア革命でロマノフ王朝を滅ぼした共産主義者は、彼等が指導者と仰いだレーニン、 スターリンの思想や国民指導を、今どう国民に教へ直し てゐるのか。…

国家と人生

皆さん、ようこそ千早鍛錬会に参加をして頂きまし た。私自身が学生時代以来五十年振りの参加で、初めてお会いする人が殆どですが、こうしてお話しの出来 ますことを嬉しく思います。…

橋本景岳先生『啓発録』

『啓発録(けいはつろく)』は、嘉永元年(一八四八)に、十五歳の 少年だった橋本景岳(左内)によって書かれました。 景岳の生涯は、わずか二十六年で、国家の大事に参画 奔走したのは一年に満たない期間でしかありません。 しかも最期は、幕府の弾圧により、斬刑に処せられる という悲劇的結末に終わりました。 …