
令和4年5月号目次
■巻頭言■金崎の落城― 胸をうつ尊良親王の御最期 ―/平泉 澄 ■今月の課題 今月の課題 ロシアのウクライナ侵略から学ぶ憲法改正のための教訓 /慶野義雄 ■續々 三島由紀夫氏の遺したもの(下)/小松宏起■大日本帝国憲法に見られる「権威と権力の分離原則」/田中善積
■巻頭言■金崎の落城― 胸をうつ尊良親王の御最期 ―/平泉 澄 ■今月の課題 今月の課題 ロシアのウクライナ侵略から学ぶ憲法改正のための教訓 /慶野義雄 ■續々 三島由紀夫氏の遺したもの(下)/小松宏起■大日本帝国憲法に見られる「権威と権力の分離原則」/田中善積
著者光田明正氏は、漢民族系の帰化人である。一九三六年に台北で生まれ、東京大学を卒業後、文部省入省、桜美林大学教授などを歴任。氏は言ふ、「何が民族固有のもので、何が伝来で何を付加したのかをきちんと把握していないと、民族存立のために堅持しなければならないもの、進歩のために変えてもよいもの悪いものの取捨選択ができない。
前回は、幕末から明治維新にかけて、日本人が欧米列強の侵略の脅威をかはし、国内の混乱をおさめた上で維新の大業をなし得たのは、ひとへに武士階級が日ごろ文武の士道の鍛錬を怠らず、公のためには生命を投げ出す覚悟と勇気を養つて来たからに他ならないことを述べた。
民放のテレビ業界では、伝説的な長寿番組が二つあるといわれる。一つが、昭和四十一年(一九六六)にスタートし、今なお驚異的な視聴率を誇る演芸バラエティ『笑点』。そして次に続くのが昭和四十五年(一九七〇)、大阪万博の年に始まった『遠くへ行きたい』という旅番組である。