雑誌『日本』一覧

巻頭言

明治維新で驚くことの筆頭は、変革の速さである。 「泰平の 眠りを覚ます 上喜撰(じょうきせん)(蒸気船)たつた四杯で 夜も眠れず」と嘲笑されたが、黒船来航から明治元年まで、たつた十五年しか要しなかつた。

「日韓請求権・経済協力協定」って何ですか

皆さんのお父さん、お母さんが生れるず~っと前、七十三年前に終わった第二次世界大戦(アジアでは大東亜戦争)の時の、韓国の元徴用工(ちょうようこう)や女子勤労挺身隊員が日本の会社に損害賠償を求めた裁判が、大きなニュースになっています。日韓が対立している「日韓請求権・経済協力協定」って、何でしょう。

巻頭言

いま靖国神社の辺(ほとり)に、静謐(せいひつ)な神域にふさはしくない風波が立つてゐる。巻頭言に掲げた御製は、このお社が、三百年近く続いた江戸幕府が、幕末黒船来航の後、僅か十五年で、明治政府として近代国家日本の道を歩み出す大動乱に身を献げた勤王の志士達の御霊(みたま)を祀るため招魂社を創建せよ、との明治天皇の特別の御沙汰を示す。…

「平成」の誕生 年号とは何か

新しい年を迎え、平成三十一年(西暦2019年)となりました。日本では年の数え方として、古くから「年号」(元号)が使われてきました。この「平成」がスタートしたのが、今から三十年前の一月八日なのです。今回は、年号についてお話ししたいと思います。…

巻頭言

フランス革命とマルキシズムは、現代の世界を惑乱し、人々をして生きながら地獄に落した罪悪の根源である。これを救済する道は、先哲二宮尊徳翁の教へであり、その適切な手がかりは高弟斎藤高行著『報徳外 記』にある。

地政学から考える日本の針路

論理的思考を進めるには言語の抽象化が必要だが、 抽象化の余り、対象が内在する本質を除外して議論が進められることも少なくない。憲法九条に関する学者の議論はその典型である。憲法の存在しなかった古代からこの列島で暮らしてきた一億の民族が現存するのは動かせない事実であり、…

唱歌の散歩道(十二)―  「四十七士」

西洋音楽や唱歌の普及・発展に見逃せないのは、楽器の国産化や出版事業の働きです。 紀州徳川藩士山葉(やまは)孝之助の子で、医療機器修理工であった山葉寅楠(とらくす )(1851~1916年)は、明治二十 年(1887)、浜松高等小学校のオルガンを修理した のをきっかけに、…

巻頭言

マッカーサーの覚書三カ条 Ⅰ 天皇は、国家の元首(head)註 である。 その地位継承は世襲による。 その権力は憲法に従つて行使され、そこに示された国民の基本的意向に責任を負ふべし。…