雑誌『日本』一覧

巻頭言

この有名な歌は、宣長のいかなる歌集にも見当らず、ただ彼の自画自賛の賛や画像の上に書かれたと聞くが、不思議な気がする。おそらく、「あなたの容姿はわかつたが、そのお心のほどは」と尋ねる人があればとして、自分が一番好きな桜の花の雰囲気を述べられたのであらう。…

激しくなった情報戦争 ― 日本を守る法整備を ―

「フェイクニュース」――。トランプ大統領が登場してから急に有名になったこの言葉。「ウソの報道」、「ニセ情報」という意味ですが、世界で新語を募集するなら、まちがいなく「フェイクニュース」が新語大賞を受けることでしょう。…

巻頭言

これは昨年十、十一月号でも紹介したセオドール・マクネリー博士が、一九五六年にニューヨークでの「日本国憲法の改正問題」に関する国際会議に報告し、それを改定して学会誌(Political Science Quarterly,June, 1959)に発表した論文末尾の結論の簡訳である。…

山崎闇斎先生の生誕四百年を迎えて

山崎闇斎先生(元和四年・一六一九~天和二年・八二)は京都の人である。母は夢の中で日吉(ひえ)の神のお告げを賜(たまわ)って彼を産んだという。つまり、闇斎先生は「日吉の神の申し子」として育てられたのである。…

巻頭言

明治維新で驚くことの筆頭は、変革の速さである。 「泰平の 眠りを覚ます 上喜撰(じょうきせん)(蒸気船)たつた四杯で 夜も眠れず」と嘲笑されたが、黒船来航から明治元年まで、たつた十五年しか要しなかつた。

「日韓請求権・経済協力協定」って何ですか

皆さんのお父さん、お母さんが生れるず~っと前、七十三年前に終わった第二次世界大戦(アジアでは大東亜戦争)の時の、韓国の元徴用工(ちょうようこう)や女子勤労挺身隊員が日本の会社に損害賠償を求めた裁判が、大きなニュースになっています。日韓が対立している「日韓請求権・経済協力協定」って、何でしょう。

巻頭言

いま靖国神社の辺(ほとり)に、静謐(せいひつ)な神域にふさはしくない風波が立つてゐる。巻頭言に掲げた御製は、このお社が、三百年近く続いた江戸幕府が、幕末黒船来航の後、僅か十五年で、明治政府として近代国家日本の道を歩み出す大動乱に身を献げた勤王の志士達の御霊(みたま)を祀るため招魂社を創建せよ、との明治天皇の特別の御沙汰を示す。…