雑誌『日本』一覧

巻頭言

米軍占領下に十歳以上だつた方はご記憶だらう。昭和天皇が戦後全国各地を御巡幸され、背広姿で右手の中折 れ帽子を振りつつ、国民の歓呼の声に応へられたお姿を。…

米と日本人

言わずと知れた、日本人の主食である米。みなさん は、田植えや稲刈りを経験したことがありますか? 私は武道場の子供たちと、ほぼ毎年行っていますが、 五本の指の間からにゅるりと入ってくる田んぼの泥の 感触は独特です。…

巻頭言

少子高齢化は、今や日本のみならず全先進国の難題である。長寿は目出度く、健康ならなほ良いが、なかなかさうはいかない。老い衰へ病弱になるのが世の常だ。…

「令和」の言葉と改元の受容

「れいわ」の音(おん)、「令和」の文字ともに国民に親しく、好ましく迎へられた。特に漢字の「和」が「昭和」への近しさと懐かしさ、「和(やまと)」「大和」への連想、平和への思ひを与へ、和らいだ穏やかな印象を漂はせた。…

巻頭言

関西の春の楠公祭と秋の崎門祭は、例年殆ど欠かさず大阪の住吉大社と京都の八坂神社で斎行されてきた。その楠公祭の精神を学ぶため平泉澄先生が教示されたのが「楠子論」である。…

世界が注目する渋沢栄一の「道徳経済合一説」

日本の老舗(しにせ)に興味を持ち、アメリカから来日した男がいた。彼の名は、ピーター・ドラッカー(Peter F. Drucker、一九〇九~二〇〇五年)。ドラッカーは、経済界に多大な影響力を与えたマネジネント研究の第一人者として知られる経営学者である。…

巻頭言

先月の四月一日に、新年号「令和」が発表されると、国内は慶祝一色に包まれた。その出典が『万葉集』であると明かされると、太宰府の大伴旅人邸宅跡にある坂本八幡宮には参詣人の行列ができた。…