雑誌『日本』一覧

巻頭言

フランス革命とマルキシズムは、現代の世界を惑乱し、人々をして生きながら地獄に落した罪悪の根源である。これを救済する道は、先哲二宮尊徳翁の教へであり、その適切な手がかりは高弟斎藤高行著『報徳外 記』にある。

地政学から考える日本の針路

論理的思考を進めるには言語の抽象化が必要だが、 抽象化の余り、対象が内在する本質を除外して議論が進められることも少なくない。憲法九条に関する学者の議論はその典型である。憲法の存在しなかった古代からこの列島で暮らしてきた一億の民族が現存するのは動かせない事実であり、…

唱歌の散歩道(十二)―  「四十七士」

西洋音楽や唱歌の普及・発展に見逃せないのは、楽器の国産化や出版事業の働きです。 紀州徳川藩士山葉(やまは)孝之助の子で、医療機器修理工であった山葉寅楠(とらくす )(1851~1916年)は、明治二十 年(1887)、浜松高等小学校のオルガンを修理した のをきっかけに、…

巻頭言

マッカーサーの覚書三カ条 Ⅰ 天皇は、国家の元首(head)註 である。 その地位継承は世襲による。 その権力は憲法に従つて行使され、そこに示された国民の基本的意向に責任を負ふべし。…

佐久間艇長の遺言と夏目漱石、与謝野晶子

私が、明治の末に開発中だった小型潜水艇(第六潜水艇)の沈没事故(明治四十三年四月十五日)で亡くなった佐久間勉艇長のことを知ったきっかけは、今でははっきりとは思い出せない。おそらく二十年余り前に発行され、その当時読んだ江藤淳著『漱石とその時代』(新潮選書、平成八年十月)かもしれない。…

「新嘗祭」 祝日の意義を考える

十一月二十三日は「勤労感謝の日」とされています。皆さんにとっては、家族のために一所懸命働いてくれる父母に感謝する日という印象が強いのではないかと思います。では、なぜ十一月二十三日にそうした祝日があるのでしょうか。…

巻頭言

米政府は、戦後対日政策の準備を一九四五年初秋の停戦の遥か以前に開始した。日本が受諾したポツダム宣言の条件が政治機構を自由化民主化方向に改革する事を要求していた。米政府はそれを下記二条件として公文書に残した。…

祖父母が学んだ修身教科書(四)

「修身」の教科書に、日本で初めての全国実測地図「大 日本沿海(えんかい)輿地(よち)全図」を作った伊能忠敬(いのうただたか)について、「勤勉」の手本として紹介されています。…